2025年 11月 21日
シラギク |

干し柿は半月ほどで私の好きな食べ頃になる。ひと箱目は今日で9日、柿すだれに隙間ができ、黒ずんできた。ビニール手袋をつけて触ってみると、既に柔らかいものもあるが、大半はまだ固い。人間の一生でいうなら、人生80年として40代か、50代か。つまり私の年代こそ食べ頃というわけだ。私の人生に食べ頃なんてあったか、と振り返る。好きな絵を描き、文章を書き、夫と読書を楽しむ今こそ食べ頃、美味しい時かもしれない。日に日に縮んで小さくなっていく干し柿が自分と重なって、ますますいとおしくなる。
好きな絵や文章をかき、今でこそ夫と読書、と私の趣味はみんな一人遊びだが、そのわけを五木寛之著『孤独の力』が教えてくれた。著者は異国で暮らし、小学校三回、中学校三回の転校生を繰り返した。その時の体験が一生を支配しているのではないかと書いていた。小学校五回の転校生だった私は次はどんな町か田舎かと興味津々で、孤独を覚えるような神経の持ち主ではなかったと思うが。初登校日に教壇で挨拶するのは何度繰り返しても苦手だったのを思い出すが、いじめを受けた覚えはない。
午後から食器棚の掃除。一年間使わなかった食器が結構あるけれど、処分できない。食器というより愛玩物になっている。一日では片付かない。
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by m1e2k
| 2025-11-21 16:37





