
「社会の動勢は輿論によって決定される事になって居ますが、其輿論には婦人の意見も加わって居るのですから大抵平凡浅薄で、我々には堪えられなかった事も少なくありませんでした。......ラフカヂオ・ハーンが黒人の女を愛したやうなことから世に容れられなくなった事などでも所謂米国風輿論の犠牲と見るべきものでせう」戦後の荷風の作品『亜米利加の想出』にこんな一節があったことをドナルド・キーンが『日本人の戦争 作家の日記を読む』で教えてくれた。主に高見順と山田風太郎の日記からの抜粋で、戦前から戦後の日本人を描かれていたが、著者の洞察力に唸った。音訳だったからこそ出会えた作品で、私だった読みたいとは思わなかっただろう。何がきっかけだったか思い出せないが、当分ドナルド・キーンから目が離せない。
夕方、毎年年賀状の印刷を頼まれている、脚の不自由な友人宅を訪ねた。もともと顔立ちのいい彼女だったが、今日は顔艶が良く、同年代なのに皺がない。聞いてみたら、入浴後に保湿成分の含まれたオイルを塗りこんでいるという。石鹸で顔を洗うだけで、別にカサカサ感も感じない私には縁のない話と思っていたが、彼女は年賀状を入れた袋にオイルをそっと入れてくれた。帰宅してスマホで調べたら私なら手を出さないような高級品だった。今夜から塗るのを忘れないように居間のテーブルの中央に置いた。今更手遅れ、と思いながらこれからの楽しみでもある。奇跡は起こるか?
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