2025年 10月 17日
オオカッコウアザミ |

「今朝の私の心境みたいな空や、こんな雲一つない青空を絵で表現するのは私には無理」と、抜けるような紺碧の空を見上げながら夫と歯医者にむかった。この歯科医院にも治療席の横に同伴者席があり、私も同伴することになる。医師は私にレントゲン写真を見せながら治療の説明をしてくれる。視覚障碍者への治療は手間のかかることと恐縮しながら、傍らに控えているだけで私まで歯痛が伝わるような、肩の凝る40分だった。治療を終えて待合室に戻ったが、初診の時と同様、待ち人はいなかった。優しい女先生だが、ちょっと気になる。
夫が視力をなくして3年ほどになる。そんな夫を退屈させないようにと、視覚障碍者の集いやカラオケ会に引っ張り出したり、音訳をしたり....おかげで私も退屈する暇がない。夫が昼寝をしたり、週二日午後からのデイサービスで留守の時、絵を描く楽しみがあるから充実した3年だったともいえる。こんな日々がいつまで続くのか?
by m1e2k
| 2025-10-17 14:09

