2019年 11月 27日
アケビ |
友人から届いた絵葉書の、子供が描いたような絵に見惚れた。ミカン箱を食卓にして男女が手を合わせている。「いただきます」と声が聞こえそう。食卓の前にはそれぞれの味噌汁とごはん、箸が置いてあるが、おかずの干物は、多分鯵の開きと見えるが一皿だけだ。半分っこするのだろう。朝食かな、野菜がないなあ、私の歳ならともかく若者には足りないなあ、ミカン箱を食卓にするなんていつ頃の光景かと眺めているうちにほのぼのとした暖かさが、ささやかな幸せが伝わってくる。私の原点はここにあるような気がしてきた。究極の理想のような気もしてきた。食品ロスが話題になる飽食の時代への警告でもある。
by m1e2k
| 2019-11-27 10:04