2019年 11月 05日
ウリとマテバシイ |
東の二階の窓は隣家の一階の窓と向き合っていたが、引越し当初、たまたま顔を合わせた隣家の主婦と挨拶を交わした。「お若いですね、おいくつですか」と聞かれて、「38です」と応えた時、娘も息子も小学生だった。今の娘や息子よりはるかに若い。
隣家はご主人が10年ほど前に、「おいくつですか」と聞かれた奥さんも数年前に亡くなり、空き家になっていた。解体工事が始まった日から空き家が悲鳴をあげているような重機の音を聞きながら、いずれ我が家もたどる運命か、と切ない思いもした。更地には三階建てが建つという。想像しただけで押しつぶされそうな気になる。
by m1e2k
| 2019-11-05 15:47