泣きながら甲子園の砂を袋に入れる高校球児に、ここまでくるのにどれだけの球児を泣かせてきたか、その涙分泣きなはれと呟く。どっちが勝っても負けても辛いから高校野球はそれほど熱心に見ないが、やはり関西勢を応援することになる。そんな中、明石商の打順一番来田君が目に留まり、どう読むのか気になったが、「キタ」でちょっとがっかり。というのも、私の旧姓も来田だが「ライタ」と読む。この読み方で結婚するまで色々と苦労した。病院などで名前を呼ばれても「ライタ」と言われた事が無く、聞き漏らすまいと待つ時間から疲れた。結婚してそんな苦労から解放されたから、私の場合は夫婦別姓問題はどうでもいい。とはいうものの、やはり旧姓に愛着があり、来田という縁だけで明石商を応援してきたが、その来田君が準決勝で先頭打者ホームランを放ったものの敗れた。