地震の次は豪雨でうんざり。淡路阪神大震災の教訓を少しは生かせたかなと思う。あの直後、大きな家具は突っ張り棒や金具で固定した。というのも、洋タンスが倒れて扉に大きな穴が開いた。私はこのタンスの横で寝ていたが、一週間前に模様替え、隣室に移していたから被害を免れた。今でこそ体力が落ちて不可能になったが、若い頃は模様替えが趣味だった。同居していた父の寝室には東の壁一面に本棚が置いてあり、本棚は倒れなかったが、布団の上とはいえ、父は飛び出した本に埋もれていた。今回、本棚の犠牲になった被害者に父が重なってぞっとした。そして8年前に大金を使って耐震補強工事をした。といっても、逃げる時間が取れる程度の補強らしい。というわけで、今回はこのおかげで被害を免れたと思ったが、そうでもなかった。近所の建物は変わりないし、墓地の墓石も倒れていなかった。