買物行きの途中で、見惚れるほどきれいなツタ紅葉がある。が、ツタには苦い思い出もある。家のコンクリート壁に這わせたが、今も続くトラブルの元になったから抜いた。そのはずが、一年後、根っこが排水溝にからみ、裏の通路が水浸し。「蔦の怨霊」と題して短文を書いたものだ。「雪の小坊主、雪の小坊主....」昨日の朝、この曲が聞こえてきたから、先週は100円値上がりしていたが、今日はどうかしらと気にしつつ玄関を出ると灯油の宅配車から配達人と小学高学年ぐらいの男の子が降りてきた。「あら、えらいわね、お手伝い」と声をかけたら、配達人が笑顔で「息子です、アルバイトさせてます」と。そうか、親の手伝いなんて珍しいと思ったが、今時、ただでは手伝ってもらえないのか